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星の小父さまフォトつづり

写真を中心とした気ままなミニエッセイ風


by h6928

更地を埋める開拓植物たち


昨日 ( 05/18 ) は、

せっかく晴れてくれたのに、

日中は暑くなり過ぎ。


このところ寒いくらいの日が多くて

それに慣れ切っている身には変動が極端すぎて

対応が困難。


そんなことで

なるべく楽をして撮れるものを探して、

空き地での雑草を撮り歩いてみた。


けっこう広い面積が一旦更地化されて、

土がむき出しになっていた場所にも、

暫くするとなにがしかの植物が生えてくる。


だれも種蒔なんかしなくても、

ダンプカーで運び込まれた土に何かの種子が混じっていたり、

空っ風でどこからか運ばれてきた種子だったり、

鳥さんが空から落とし物をしたりetc・・・・で、

いつの間にか草原になっているのが面白い。


元々雑草好きなボクとしては

そういった植物を探検して見るのも興味ある。

そんなこんなで、まぁね、

写真的にはつまらないかもしれないけれど、

興味ある人だけでも、

見ていただけたら嬉しいな(*^_^*)






 南米原産のギンパイソウは極端な暑さは苦手とか。温暖化が進めば生存は危うい。
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 ムラサキツメクサはまだ少数派。このまま空き地状態が続けば増えそう。
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 カジノキは近くには成木は無いのに幼木が育っている。小鳥の種蒔かな。
 (後ろのつる草は、元牧草・ヘアリーベッチのナヨクサフジ。)
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 以前はアレチマツヨイグサと覚えたのに、今はメマツヨイグサの呼称が主流。
 (本体が目立つように、シロツメクサがバックになるのを選んだ。)
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 遅めに生えて、しかも貧栄養な土壌で生育の遅れているものも。
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 早く芽生えたのはこんなに大きくなって、スズメも頼りにしているようだ。
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 いつの間にか、ツボミオオバコという外来オオバコも見られるようになっていた。
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 ギシギシは、近年は外来種が入り込んでいるとか。これは在来?外来?どっちだろう?
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 更地に生えたシロツメクサは、このようにドーナツ状に拡がるんだね。
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 カラスノエンドウは実をたくさん付けている。来年は一層増えるだろう。
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 樹木の開拓者と言えば、ヤナギ類も代表選手。
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 アレチヌスビトハギは、空気中の窒素を利用できるから、貧栄養の地でも元気いっぱい。
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 ドドメを食べた小鳥の糞から、クワの実生も生えてくる。
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 ユウゲショウは、オシロイバナに忖度して?アカバナユウゲショウと呼ばれる。
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 栽培したら犯罪者!?のオオキンケイギク。ホントにそこまで悪者なの?
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 アメリカフウロの大群落。この規模で生えているのは珍しいと思う。
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 ナガミヒナゲシの実がたくさん見られる。実の中には夥しい数の種子が詰まっている。
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 ススキも開拓植物だけれど、ここではまだ新参者。
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 このシーズンだけ自己主張をするのは、穂を風になびかせて輝くチガヤ。
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 イネ科のカモジグサと一緒に生えている明るい緑色のは、これから咲くヒメジョオン。
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Commented by hotarublog3 at 2022-05-19 21:45
私が日々格闘しているものの名前や生態が詳しくあって、
とても興味深く読ませて頂きましたよ^^
これだから、どう頑張っても私の方が負けるのが分かります^^;
今年頑張らなければ来年は数十倍数百倍になるものもありますね。
先日はカラスノエンドウの種が黒くなり始めているので
水仙畑一面を半日必死に頑張りました!
今年初めて見たオオバコ。
敷地内通路に連なっているので外来っぽいなぁと思いましたら
やはり・・ツボミオオバコの名前と共に憶えておきます!(^^)!
Commented by nenemu8921 at 2022-05-19 22:22
興味深く拝見しましたよ。(^^♪(^^♪
やはり、外来種が多いですね。逃げた園芸種も。
オオキンケイギクは華やかだけれども、強いので、在来種にとってはとても迷惑なのです。
種山ヶ原では、自然保護団体が必死に抜いていました。
数年前から、早池峰のふもとでも、フランスギクが増えて困っていました。
人も、自然も、世界混然としてくるのかなあと思ったりしています。

Commented by koneko3y at 2022-05-19 22:51
オオキンケイギクは少し以前よりは見なくなった気がしています。
でも最近咲いているのを見つけました。
コスモスのようで綺麗だなと思いますが駆除対象なのですね。

更地だったところがいつの間にか草ぼうぼう、どんな植物を
誰が運んでくるのかも興味が湧きます。
Commented by m_2110_m at 2022-05-19 23:36
私も雑草好きなので、興味深く拝見しました♪
それなりに季節感もあり・・・
基本、単純に綺麗だなぁと思ってしまいます(^^ゞ
オオキンケイギク、今日も道路の脇や中央分離帯に咲いていました✨ 
僅かな土があれば見事に咲き揃う丈夫な植物なのですね・・・
ちょっと一株だけ庭に欲しくなりますが、犯罪なのですね(^^;)
Commented by h6928 at 2022-05-20 09:27
hotarublogさん こんにちは~☆

この頃あちらこちらで更地になった場所を見かけますけど、
剥き出しだった場所もいつしか草ぼうぼうになって、そのうち木も生えて・・・・。
植物たちの逞しい生存競争が展開するんですね。
こうした生きる力の逞しい植物たちだから
畑や庭の良い状態を維持するにも人間の努力も不可欠‼ですね(^-^)
外来種も港湾部や空港近くから入り始めて、上州までたどり着くのに
どのくらいの年月を経たのか、息の長い道のりの頑張りを感じて愛しくなります。
雑草退治をしている方には叱られそうな・・・・💦
Commented by h6928 at 2022-05-20 09:40
nenemuさん こんにちは~☆

ほんと、外来種がいつの間にか増えてきていますね。
まだこうした都市部で、人目に付く範囲に留まっていれば良いですけど、
本来の自然豊かな場所に入り込まれたりすると厄介ですね。
オオキンケイギクなど、一頃は盛んに奨励されて持ち込まれた生き物も、
今度は一転悪者にされる例もあるし、難しい問題ですね。
田舎では、案外高齢者が畑や庭の片隅でオオキンケイギクを「保護」していたりで、
これなんか立派な「犯罪」になってしまうのかな?と思うと複雑です。
自然保護のために抜き取りに精を出している方にすれば、
法の目の緩さに見えるかもしれませんね(^_^;)
Commented by h6928 at 2022-05-20 09:52
konekoさん こんにちは~☆

オオキンケイギクは、こちらではあちこちでまだ目につく季節です。
コスモスやキバナコスモスと違って宿根草なので、一度入り込むと毎年咲き続けますね。
軽く抜いた程度だと、地中で千切れた根から再生して・・・・なんてことも。
花が綺麗だから、お年寄りが畑の隅や、庭の一郭に咲かせているのも目にします。
片やマスコミを呼んで駆除したり、反面可愛がって「保護」している人もいて、
複雑な様相を呈してきたと、思うこの頃です。

更地がいつしか草ぼうぼう・・・は、生き物の回復力の凄さを感じさせます。
山火事や噴火の後の回復も凄いですよね(゚д゚)!
Commented by h6928 at 2022-05-20 10:00
Ⅿさんこんにちは~☆

今ごろの季節、若葉が深い緑に変わって、
人里とその近くではオオキンケイギクの黄色いコスモスのような花が咲いています。
中央分離帯のコンクリートの隙間に行列して咲く様は、ある意味見事ですね(^-^)
草刈り機で刈ってしまっても、またすぐに復活できるのも凄い根性。
「栽培」は禁止されているはずなのに、事実上「栽培」している人も多く、
その人たちまで取り締まる無慈悲なこともできないのでしょうが、
根絶やし論者の人から見れば、何とも緩い法律に見えるかもしれないでしょうね。
by h6928 | 2022-05-19 18:40 | 季節もの・初夏 | Comments(8)