まだ生家に住んでいたころ、
朝、立て付けの悪い雨戸をあけて、
南に面した縁側に朝日が差し込んでくるようになる季節、
しばらくすると必ず訪れるチョウがいた。
青っぽくて中途半端な大きさの、ガみたいなやつで、
物怖じせずにちょこなんと座って朝日を浴びているそいつは、
大きな目玉と後翅の先っぽのオレンジ色が印象的だった。
確か、寒さが深まる頃には
その日光浴姿も見られなくなり、
春も遅めの時期になるとまた現れような・・・・。
そう、そのチョウこそ
アオバセセリという名があることを後で知った。
高校を卒業して就職のために生家を離れて、
しばらくそのセセリちゃんに逢えないでいるうちに、
最近はめっきり数を減らしていることを知った。
で、懐かしいそのセセリちゃんが
軽井沢レイクガーデンで今見られると知れば、
ぜひとも撮らねば‼と昨日 ( 09/02 ) 撮りに行ったのだった。
その成果を今回載せるのだけれど、
もったいぶってガーデンの外の花とかに露払いさせておいて、
後半からたっぷり見ていただこうと、
余計な画策までしてしまったのだった。
それでは、順次どうぞ
管理事務所の庭べりのブラックベリーが、ようやくブラックに。
石の門柱にいたノコギリカミキリ。バックが緑になる位置で撮る。
学名ではアネモネの一員。シュウメイギクが踊っているように見える。
この時期、そこかしこの花という花で忙しそうな、イチモンジセセリ。
オオスジコガネはタマムシには負けるけど、次ぐくらいには美しい。
ミゾソバが咲き始めると、サクラタデが待ち遠しくなる。
ここでは紫のゲンノショウコが見られるのも嬉しい。
その名もタヌキノカミソリ。化かされても許せそうなくらい綺麗だね。
そしてここからが大本命の登場‼
ピンクのお花、緑の背景、そこに映えるアオバセセリをタップリと