生家近くで乾いた秋色を拾った
2015年 10月 30日
午後になって生家のあたりに行って撮る程度にした。
秋が次第に深まって、空気も乾いてきたせいか、
色も乾いた感じになっている。
子供の頃に遊んだ場所も、
懐かしいけれど様変わりしているのも確か。
乾いた彩りを拾いながら、浅間山の白い噴煙も気になった。
被害の出るような噴火にはならないでいてほしいものだ。
イネの無くなった田圃では、イナゴがイネ科の草をむさぼっていた。
ナツアカネはもう竿の先で縄張りを誇示しない。日光浴優先。
まだしぶとく咲いているアキノノゲシ。
ノコンギクの背景は、ヒメヒオウギズイセンの枯れ行く葉。
子供の頃には見なかったタカアザミが、渋く枯れてススキと揺れていた。
ボロボロになっても一生懸命生きている、イチモンジセセリ。
アザミで吸蜜するイカリモンガ。ちょっとやそっとじゃ逃げない。
ハナゾノツクバネウツギの若い実も、逆光で透けると思いの外美しかった。
もうトキリマメの実がはじける季節になっていた。
水蒸気由来の噴煙だろうか?浅間山から立ち上っていた。
静かな佇まいですね。
虫もだいぶ少なくなってきたけど、
まだまだ見かけます。
みんな、最後の最後まで、一生懸命に生きて。
ノコンギクは、色が濃いんですね。
よく見かける薄紫のは、野菊???
黒い実は、トキリマメと呼ぶのですか。
私、タンキリマメって呼んでました。
ん?それとも、別の植物!?
日本の農村、静かな平和な秋を感じます。
ハナゾノツクバネウツギも昔は見なかった植物ですよね、こんなにきれいな実なの?
逆光はマジックですね。蜘蛛の糸もやさしく虹色に輝いていますね。
トキリマメの風情も好きです。
四季があって、田圃がある・・・って、
日本の古くから伝わってきた原風景ですよね。
そしてそこに住む生き物たちとも親しんだり競合したり。
便利さとは相容れないものがあっても、ずっと残ってほしいと思います。
ノコンギクは、けっこう個体差があって、詳しい識別は難しいようです。
いわゆる「野菊」は似て非なるものが多くて、専門知識を身につけないと同定は困難です(>_<)
トキリマメは、別名「オオバタンキリマメ」とありますし、本によっては標準和名と別名が逆転しているのもあります。
タンキリマメと称ぶところも多いのではないかと思います。
ワラボッチの並ぶ秋の田圃は、大好きな風景です。
昔は早いうちから寒くなったので、ワラボッチの陽の当たる側で日向ぼっこをしたものです。
イナゴの生き残りとかがノソノソ這い出てきたりしていましたっけ。
ハナゾノツクバネウツギは、畑の縁に植えられていました。
花はあまり撮らないのですが、逆光マジックで見た実がきれいなので、
新発見した気分で撮りました。
トキリマメも、出会えるとうれしい植物です。