鼻高展望花の丘で、秋の花
2015年 10月 03日
そろそろコスモスの花が良いかな?と、鼻高展望花の丘に行ってみた。
残念ながら、早生の品種は峠を越しており、
さらに台風とかの影響で倒伏して、かなり激しい傷みようだった。
時期をずらして蒔いた晩生品種はまだ小さく、花もちらほら咲き始めたばかり。
がっかりだったが、歩いて十分いける距離にソバ畑があって、
素材の一つとしては十分役立ってくれた。
もう一つ意外だったのは、トロロアオイ。
秋のシーズンに過去2年ほど来ていたけれど、トロロアオイは印象が薄かった。
もう花がすっかり終わっていて、ヨレヨレになったものしか見ていなかったからだ。
今回、ちょうど花盛りで、クリーム色に近い淡い黄色の花がいっぱい咲いていた。
田舎の農家の庭先や、畑の片隅にあるのは、ポツンポツンとあるのばかり。
集団で咲いていると、ずいぶん印象が変わるものだ。
少し離れてソバ畑があったので、歩いて撮りに行ってみた。
一面に咲き誇る、ソバの花たち。こんな時こそ広角レンズ。
そば畑の近くで栽培されていた下仁田ネギ。寒くなって、鍋の季節に最高。
ヤナギバヒマワリは数こそ少ないが、自己主張していた。
アカタテハは、そのうち越冬するのだろう。栄養を蓄えねば。
お疲れ気味のキアゲハが、忙しそうに花から花へ浮気をしていた。
東風が強く、逆光で撮るキバナコスモスは皆背中を見せる。
コスモスをほぼ順光で撮った。背景の黄色はトロロアオイの花々。
トロロアオイが花盛りで、こんなに群れて咲いているのは初めて見た。
逆光で透けると、また違ったいい感じ。実はオクラのように長くならない。
真っ昼間に見られるはずのない、スーパームーン!?
さっと茹でて、三倍酢で食べるのが一般的で、美味しいそうだ。
料理は工夫すればもっと色々楽しめるとか。
そっくりな本家のオクラが売られているのは、過去一度しか見なかった。
どうしてかと調べてみると、花の咲く時間帯に問題があるようだ。
オクラの方は本来、夕方から咲き始めて、日が高くなると萎んでしまうという。
朝どりして市場に出回る時間には、見るも無惨な姿になってしまうので、
商品価値が無くなる、ってことだった。なるほどね、ガッテン!
ただ、今時分だと、気温が低く日も短いから、畑のもいつまでも開いている。
ボクが過去にスーパーで見たのは、確か秋も深まっていたと思う。
最近ではJAで品種改良して、花も実も美味しくて市場に出せるのもできたとか。
そのうちに全国で普及すると、気軽に買って楽しめそうだ。
ハナオクラの群生は見たことがありませんが、綺麗でしょうね。
今日見たハナオクラの花も綺麗に咲いているのは一輪だけでした。
花オクラのパック詰めは、たまに見かけますね。
群生は、たぶん和紙の生産が盛んな地域にはまだあるのでしょうね。
なかなか見られる機会もなかったのですが、
身近なところで見られて良かったです。
優しい黄色の、大きな花弁が風に揺れる様は見事でした。
普段、マクロレンズばかり使っているので、なかなか広角の眼にはなれませんけど、
広い場所を広く見せるには、やっぱり広角でないとねぇ~、
っと、珍しく使ってみました。
このあたりも、もうチョウの姿はまばらでした。
ソバ畑にも来ていれば良かったのですが・・・。
これから下仁田ネギの季節がやってきますね(^o^)
酢の物にするのはもったいないような気がしますね。
でも、そういえば、月下美人の花もさっと湯がいて三杯酢で食すと聞いたことがあります。
それこそ、もったいないなあと思ったのでした。
彼女はハーブ学の専門家で、何もかも、食べられるか、否かで、判断の基準にするのでした。
昔はすべてたべられるか、どうか、薬か、毒かで、分けていたのでしょうね。
ここでは初めて花盛りのトロロアオイの集団を見ました。壮観でしたよ。
高い位置から撮れないのが残念でした。
トロロアオイは1日花とのことで、どうせ食べるのなら、
萎んでしまう直前のを採集すれば良いかな?とか思います。
市場に出荷するなら早摘みしないと商品価値が無くなりそうですけど、
家庭菜園で栽培し、花を楽しんでから味も・・・というのは納得できそうです。
ヘメロカリスの甘酢漬けを味わったことがありますけど、
これも一日花で、咲き終わる直前のを利用したそうで、美味しかったです。