アブラゼミの羽化
2014年 07月 28日
群馬県では前橋郊外の方で被害も出たらしいが、幸いこちらには恵みの雨になった。
かっ!!と照りつけていた太陽が黒い雲で隠されて、激しい雨がひとしきり降った。
その雨も短時間で止み、再び青空が戻ってきたが、それまでと違って爽やかな乾燥した空気。
こんな時こそ、お目当てが出来た。そう、セミの羽化が撮れる確率大。
羽化のシーズンになっても、普通は夜に行われるので、夜間外出をしないボクには無理。
だけど、長年昆虫少年をしていると、昼間でも羽化が見られることがあるのだ、と経験上知っている。
夕立が早い時間にあって、その後急速に天候が回復すると、幼虫が何かを間違えるのか出てくるのだ。
早速、群馬の森に行って探してみた。で、撮れたのが以下の写真。
数字は、午後の時刻。デジカメは時刻まで記録してくれるから助かる。
2:48
2:52
2:55
3:00
3:07
3:10
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3:27
3:31
1時間の観察、お疲れ様でした。
今でも昆虫少年ですね(^^)
色々良くご存じで、感じ入ります。
昔から昆虫博士だったのですね。
私の末の弟も昆虫が好きでした。蟻を飽きずに眺めていたり、
夕方穴から出てきたセミをつかまえて、蚊帳の中に入れては
母親に怒られていました。
白い蚊帳に黒いシミがつくのでした。
その弟は医学の道に進みました。
いやいや・・・ぁ、とっちゃん坊やの本領発揮ですよ(>_<)
このシーンは何度見てもはらはらさせられます。
地中生活7年ほどの後、ここでちょっとしたアクシデントで大失敗したら、
全てがパアになってしまうので。
このコが日中ジリジリジリと鳴いていてくれれば嬉しいです。
お腹の鳴板から男のコだと分かりますので。
↑のコメントの返信にも書いたとおり、このシーンは何度見ても緊張ものです。
ちょっとした不測の事態で、7年の隠遁生活が台無しになってしまう、
一大イベントなのですからね。
今日、晴れた空の元で元気に鳴き競っていて欲しいものです。
ボクらの世代の少年は、大多数が昆虫少年だったと思います。
末の弟さんのしていたこと、共感できます。
それでもいつしか少年たちは別々の道を歩み始めて・・・、
現実の夜を世き抜くことになってしまうのでしょうね。
ボクもいつしか週末を迎える頃が来たら、
konekoさんの末弟さんのような経験をしているお医者様に、
お世話になれたらいいかな、とか思いました。
あ、まだずぅ~と先でしょうけどネ(^^)
単純ミスで済みません。「終末」じゃなく「終末」でした(>_<)
なんかもう胸いっぱいになってしまいました。
暑い最中シーシー鳴かれると余計に暑く感じて「ちょっと黙っててー」なんて思ったりもしますが‥‥
こういう命がけの羽化を見ると尊い命のきらめきだと思えます。
歌って歌って歌いまくって素敵な彼女をみつけなさいよとエールを送りたくなりますね。
h6928さん、きっとキラッキラの目でファインダーを覗いてみえたんでしょうね〜。
そういえば、そちらの主流のセミはクマゼミですか?
関東にも近ごろは温暖化の影響か、一進一退で進出しているようです。
でも、我が家周辺はまだその声は聞かれません。
時代劇で、江戸が舞台なのにクマゼミの声がして不自然だ!!
なんてクレームが来ることがあるとか。
京都で撮ればセミはクマゼミですもんね。
いずれにしろ、セミたちの雌伏の末に世に出て、たった一週間ほどの命の燃焼、
応援したくなります。
今年のセミは、7年前の親ゼミの愛の証なんですもんね。
セミの羽化の瞬間の良い写真が撮れましたね。
一時間の素晴らしい成果ですね♪
羽化したばかりだと白くて綺麗で弱々しくみえます。
7年も土の中で過ごしやっと陽の光を浴びたのですね。
そして1週間程の命とは、思えばかわいそうです。
セミの大きく鳴く姿を私も応援したくなりました。
こうして羽化したセミたちは、この日はそのままじっとして、
羽が固まるまで一晩過ごします。
翌朝、気温が上がってくる頃ようやく飛べるようになるんですね。
セミは、多分何も考えていないでしょうが、
人だったらその一晩の長さに耐えきれないかもしれませんね。
もし・・・外敵に見つかったら、と思うだけで恐怖の虜ですよね。
ホント、セミに生まれなくて良かった、と思います。