渋川総合運動公園で
2013年 06月 05日
ヤマオダマキ
車道から少し入った草むらに群生していた。清楚で可憐な花だが、あまりたくさん咲いていると誰も気に止めなくなるのだろうか?木漏れ日が鹿の子模様に差し込んでくるから、光の扱いには苦労した。
ヤマウルシ
この木に触れるだけでかぶれた少年のボクは、怖い木だった。赤く腫れ上がり、激しいかゆみが襲ってくる。たまらずに掻くと皮膚が破れて液体が滲んでくる。その汁が付いた手で掻くと、患部が拡がり、もっとひどいことになる。治るまでにはかなり長時間苦しんだ。だから、いつしかこの木にだけはうかつに近づけない。ところが、飼っていたヤギは、これを平気で食っていた。「うめ~」って言いながら?ヤギにはウルシオールは無害なのか?
ウド
「ウドの大木」というだけあって、かなり大きな草丈になるが、ここではまだ1メートルほどだった。先端の小さな葉が出たばかりで、可愛かった。軟化栽培されたものと違って、茎や葉を傷つけると強烈な臭いがする。風味といえばそうだが、慣れないと不快に感じるかもしれない。
アワフキムシ
イタドリの葉にいたアワフキムシ。何アワフキなのかはちょっと分からないが、排泄物と腹部から分泌した蝋に空気を混ぜて泡を作るそうだ。その中に潜んでいる間は身を守れるのだろう。
泡を取ったら
中にいたのはこんなセミみたいなやつだった。シロオビアワフキの幼虫だろうか?いきなり無防備になってしまって慌てたのか、頑固なやつで、行く手を遮っても我が道を行こうと貫き通すのだった。余計なことをしてごめんなさいm(_ _)m。
木肌
ウリハダカエデの肌。この模様と色合いが瓜の果実に似ているから付いた名前だとか。今のウリはこんな模様のは見られないけれど、昔のマクワウリにはちょっと似ていなくもない。ボクは、この木が雨に濡れて艶っぽくなったのを見るのが好きだ。
ウリハダカエデの葉
カエデの語源が「蛙の手」とのことだが、これはむしろペンギンの足跡っぽい。太陽に透けて見えると大きな3本の葉脈が目立つ。
宮沢賢治も少年時代に「ウルシに負けない」といってかぶれて、
学校を休んで温泉で療養したというエピソードが残っています。
写真的にはウドの若葉が面白いですね (^_-)-☆