前橋の大室公園&その近くで
2013年 05月 19日
アヤメが咲いていた
この公園の一角に湿性植物コーナーみたいなところがあり、アヤメがちょうど見頃を迎えていた。まだハナショウブは全く咲いておらず、キショウブが隣で遠慮がちに咲いていた。低気圧が近づいているとかで風が強くて撮影には苦労した。
陸のアヤメ
本来、アヤメは湿地よりは乾いた岡の方が適しているようで、こちらは近くの民家の道路に面した畑の一角に咲いていた。イメージ的に見頃になると水を入れている公園のアヤメより、この民家の花の方が生き生きしていたように感じた。
綾目がある
アヤメの語源は、花びらに見える「外花被」と呼ばれる部分の元の方に、黄色と白と紫で構成された綾の目があるから、といわれている。ハナショウブやカキツバタにはこの模様がないから、アヤメは見分けやすい。近頃は彩芽と書く「あやめ」がテレビや雑誌で一年中見かけられるようになった。
エゴノキの花
ちょうどこの季節は山に白い花が目立つ。エゴノキの花もその一つで、ほかの白い花ほど目立たないが、なかなか風情がある。花が終わった後に実がなるが、その未熟な青い実を水を付けて揉むと、まるで石けんのような泡が出る。子供の頃には石けんごっこをして遊んだモノだ。
イタドリの若芽
いわゆる雑草で、野山では下草刈りで伸びるたびに刈り払われているれている。この写真の状態よりもっと若い頃、「すかんぽ」と言って生で食べていた。家に持って帰って、塩をちょっと付けて食べても美味しかった。遊び疲れてのどが渇くと、ちょうどよい水分補給と酸っぱさが刺激になった。茎を切り取って水車を作って遊んだこともあったっけ。
アカミタンポポ
いわゆるセイヨウタンポポの一種で、よく見かけるセイヨウタンポポより小型で、葉の切れ込みが深いことが多い。数もそんなに多くないが、あるところにはそれなりにある。実の色が赤いから「アカミ」タンポポ。ただ、赤みが強いと言ってももちろん真っ赤ではない。