榛名湖畔で~中秋編~
2014年 09月 30日
その日は曇り空で、時々雨粒がポツリポツリと落ちてくるような薄ら寒い陽気だった。
虫もあまり活発ではなく、元気なのはお年寄りの団体さんくらいだった。
おかげで、ボクが行く先々で虫たちを追い払っていてくれて、もぉ~‥‥だった。
ともあれ、そんな日に行ったのはボクの運の尽きだし、観光地はみんなのものだし、文句は言えないよね。
ハナアブがやってきて熱心に蜜を吸っている。
花が終わるとこんな実ができる。これもよく見るときれいだ。
ウメバチソウ。雄蕊と雄蕊の間に仮雄蕊があるという、不思議な花。
リンドウ。野菊の墓では、民子は政夫をリンドウのようだと言っていたっけ。
アキノキリンソウ。秋の山に行くとそこかしこに咲いている。
ナギナタコウジュは、近くに寄ると特有の癖のある臭いがする。
マムシグサの実は、熟す早さが微妙に違うので、今はカラフルだ。
ヤマラッキョウの花は草むらの中でひっそり咲いている。
ノダケには、孵化日の違うキアゲハの幼虫が、所狭しとたかっていた。
マツムシソウやウメバチソウ、アキノキリンソウ、マムシグサの実
などよくみかけますよね。
キアゲハの幼虫も偉いものです。
高原は一足早く秋が訪れて、麓より先にカラフルになりますよね。
お天気がもっと良かったら・・・と、
贅沢を言えばきりがありませんね。
キアゲハの幼虫たちは、生き残りを賭けて生存競争の最中でした。
面白い形ですね。
アシタバにも幼虫がゴロゴロ。
写すのは遠慮しました。
昨年、道の駅で飾るために買ったラッキョウの花の根っこを
埋めておいたものに蕾が出来ています。
うまく咲くかな~。
マツムシソウは咲き終えた後も楽しめて、‘一粒で二度美味しい’
って感じですね。
そしてこの時期、セリ科の植物にはキアゲハの幼虫が集団発生。
みんな蛹になれるのかな?って心配になります。
ラッキョウの花、咲くと良いですね。
榛名のマツムシソウは、昔ほどの数は咲きませんが、
この季節らしい風情を見せてくれます。
実も王冠がいっぱい集合したようで、よく見ると豪華ですよね。
もうじき、この場所は冬枯れになってしまいそうです。