サンシュユの花
2014年 03月 15日
それが民謡だとは分かっていても、何という歌だったかは忘れている。
ネットで調べてみると宮崎県椎葉村に伝わる「稗つき節」だと知った。
元歌は昔の日本人の性に対する大らかさから、けっこう卑猥な歌だったらしい。
それをわりと最近、平家の隠れ里に伝わる伝承からヒントを得て今知られている冒頭の歌詞になったという。
そして、源平の争乱の頃にはまだサンシュユは日本には伝わっておらず、話しがおかしくなってしまう。
宮崎の方では、サンショウ(山椒)をサンショとかサンシュと発音するとのことで、おそらくサンショウの木のことだろう。
庭のさんしゅの木 鳴る鈴かけて よーおー ほい
鈴の鳴るときゃ 出ておじゃれヨ
鈴の鳴るときゃ 何と言うて出ましょ よーおー ほい
駒に水くりょと 言うて出ましょヨ
と、こんな歌詞だった。
ちなみに、サンシュユが日本に渡来したのは江戸時代に中国から持ち込まれたのだそうだ。
また、別名のハルコガネバナは、牧野富太郎博士による命名だとか。こっちの方がピンと来そう。
漢字で書く山茱萸の「茱萸」は、中国ではグミのことだそうで、「山のグミ」を意味するらしい。
ISO100で 絞り32 SS 1/30 で撮り、風を表現してみた。
この木は高さが5㍍を超えるくらいの大きさで2本が対になっている。
1/30でこんなに揺れている雰囲気が出るなんて、結構強い風が吹いていたのでしょうか。
「庭のサンシューの木・・・」って、サンショウの木なんですってね。
この歌、サンシュユの咲くころになるとひとりでに口ずさみたくなりますね。正しい意味もわからずに。
そうなんです、昨日ほどではないけれど今日も強風でした。
気温は少し上がったので寒さはそうでもなかったですけどね。
稗つき節は、なぜか心にしみる旋律で、
歌詞も分からずサンシュユを見ると浮かんできますね。
日本人の心の琴線に触れるのでしょうか?
そうですか・・・お母様が、分かる気がします。
この歌は元々は仕事歌だそうで、
臼と杵で稗の実を突いて殻をむくときに歌われたようですね。
あまり激しく突くと粉になってしまったり、熱を持ったりしまうので、
ノンビリゆっくり作業するのにちょうど良いテンポだったのでしょう。
きつい仕事も楽しくできるように、
元歌のようなエロい内容で笑い間ながら唱っていただろうとおもわれますね。
馬子唄とかもテンポはゆっくりしていますね。
この木は敷島公園の薔薇園にある木で、
普段あまり気に止めないのですが、今が花盛りでした。
古木だけに風格があって、若木とは違いますね。
民謡は冒頭の所だけは何となく覚えているんですけど、
この時期には思い出しますね(^^)