親鳥強し=オオハクチョウ
2014年 01月 27日
ほとんど撮るようなものに出会えずに、遠い対岸にいるハクチョウをぼんやり見ていた。
すると、暴君・コブハクチョウがスルスルとハクチョウたちの群れに近づいていくのが見えた。
これは何かしでかすぞ、と遠いのを承知でカメラを構えていた。
これはその一部始終。
① コブハクチョウ(左)が、いきなり若鳥に攻撃を加え始めた。
④ なおもしつこく攻めるコブ(中)の背後に回って攻撃するお父さん(左)。
⑤ お父さんに立ち向かうため若を放し、両者のバトル。右から兄弟(姉妹?)も駆けつける。
⑥ このハクチョウ一家は嘴の基部の特徴から、オオハクチョウだろう。
⑦ 右から今度はお母さんらしいのも駆けつける。コブ(左)はさすがに少し離れた。
⑧ しばらくすると、コブ(中央手前)は隙を見てお母さんに襲いかかる。
⑨ それもお父さん(左から三番目)に妨げられすごすご引き下がる。
⑩ 両親が壁になって居座ると、さすがのコブ(左端)も悔しそうだが諦めた。
鳥社会でもすごいものがあるんですね。
狭い池のなかにも縄張りがあるのでしょうかね。
それとも何か気に入らないことでも・・・・
カワセミも縄張りがあるそうですね。
ここが自分たちの生活空間だと思いこんでいるコブハクチョウにとっては、
他のハクチョウが来るのは許し難いようです。
オオハクチョウにしてみれば、わが子を救いたい。
どっちにも正当な理由があるんですね。
自分たちの生活空間を守ろうとするコブハクチョウと、
我が子を守ろうとするオオハクチョウのバトル・・・
お互いい相容れないものがあるんでしょうね。
でも、結果的に親の愛の方が強かったということでしょうか。
片道60㎞以上かけて撮りに来て、結局これだけでした(>_<)。
本当にこの冬は種類も個体数も少なく、
こんなハプニングばかりを撮っています。
まぁ、何にもないよりはマシですか。